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2026年5月13日

現場で受け継がれるのは、技術と心

現場で当たり前に行われている「教える」ということ

みなさん、こんにちは!採用担当のぐぐです!

江口組の現場では、先輩が後輩に仕事を教える場面が日々あります。

測量のやり方。
図面の見方。
道具の使い方。
現場での声のかけ方。
危険を見つける目。
段取りの考え方。

一つひとつは、現場で働くうえで必要な技術や知識です。
先輩が経験してきたことを、後輩に伝える。
後輩はそれを聞き、見て、やってみて、少しずつ自分の力にしていく。

現場では、ごく自然に行われていることかもしれません。

でも僕は、この「教える」という行為には、単に仕事のやり方を伝える以上の意味があると思っています。

なぜなら、現場で先輩から後輩へ伝わっているのは、技術だけではないからです。

仕事に向き合う姿勢。
安全を大切にする意識。
地域の人への気配り。
仲間と助け合う心。
最後まで責任を持ってやりきる覚悟。

そういう目に見えにくい大切なものも、毎日の仕事の中で少しずつ受け継がれていきます。

就活生の皆さんにとって、会社を選ぶときに気になることの一つに「入社してからちゃんと成長できるのか」という不安があると思います。

最初から何でもできる人はいません。
現場のことがわからなくて当たり前です。
専門用語がわからない。
道具の名前がわからない。
図面を見てもすぐには理解できない。

それは恥ずかしいことではありません。
大切なのは、そこから学ぼうとする気持ちです。

そして、その気持ちを受け止めて、一緒に育ててくれる先輩や仲間がいるかどうか。
そこが、働くうえでとても大切だと思っています。

受け継がれていくのは、技術だけではない

土木の仕事は、一人ではできません。

道路をつくる。
川を守る。
橋を整える。
災害から地域を復旧する。
冬には除雪で暮らしを支える。

どの仕事にも、多くの人の力が関わっています。
現場監督、職人さん、協力会社の皆さん、発注者、地域の方々。
いろんな人と関わりながら、一つの現場を前に進めていきます。

だからこそ、仕事を覚えるということは、単に作業の手順を覚えることだけではありません。

「なぜこの段取りが必要なのか」
「なぜ安全確認を徹底するのか」
「なぜ近隣の方への声かけが大切なのか」
「なぜ仲間への報告・連絡・相談が必要なのか」

そうした意味を理解していくことが、現場で成長するということだと思います。

そして、その意味は、教科書だけではなかなか身につきません。
先輩の背中を見たり、言葉を聞いたり、ときには注意されたり、失敗を一緒に振り返ったりする中で、少しずつ自分の中に入っていきます。

たとえば、先輩が後輩に「そこ、危ないから気をつけろよ」と声をかける。
それは単なる注意ではありません。
その奥には、「ケガをしてほしくない」「安全に帰ってほしい」という思いがあります。

先輩が「地域の人にあいさつしよう」と伝える。
それはマナーだけの話ではありません。
自分たちの仕事が、地域の暮らしの中で行われていることを忘れないためです。

先輩が「最後まできれいに仕上げよう」と教える。
それは品質の話であると同時に、仕事に対する誇りの話でもあります。

こういうことが、江口組の現場ではとても大切だと考えています。

そしてもう一つ、僕が大事にしたいと思っていることがあります。
それは、教える側もまた育つということです。

後輩に教えるためには、自分がわかっているだけでは足りません。
どう伝えたら相手に届くのか。
どこでつまずいているのか。
どんな言葉なら理解しやすいのか。

相手のことを見て、考えて、伝え方を工夫する必要があります。

その中で、先輩自身も自分の仕事を見直すことになります。
なんとなくやっていたことの意味を考える。
自分の知識を整理する。
相手の成長を待つ力を身につける。
人を育てる責任を感じる。

つまり、教えることは一方通行ではありません。
後輩だけが成長するのではなく、先輩も成長していく。
そこに、会社としての大きな力が生まれると思っています。

急|技術も心もつなぎ、未来をつくる会社へ

今、江口組では、この「教える関係」を会社の中でどうつくっていくかを、これまで以上に真剣に考えています。

若手だけが頑張ればいいわけではありません。
新入社員だけが努力すればいいわけでもありません。

もちろん、学ぶ姿勢は大切です。
素直に聞くこと。
わからないことをそのままにしないこと。
失敗を恐れず挑戦すること。
そうした姿勢は、成長するうえで欠かせません。

でも同じくらい、教える側の姿勢も大切です。

後輩にどう向き合うか。
どんな言葉をかけるか。
失敗したときにどう支えるか。
できるようになったときに、ちゃんと認めるか。

教える側の姿勢が、若手の成長を左右します。
そして若手の成長が、会社の未来をつくります。

江口組が大切にしているのは、技術だけを受け継ぐ会社ではありません。
技術と一緒に、心も受け継いでいける会社でありたいと思っています。

安全を大切にする心。
仲間を思いやる心。
地域の人に感謝する心。
仕事に誇りを持つ心。
そして、誰かの役に立つことを喜べる心。

そうした心があるから、江口組の仕事はただの工事ではなく、地域の安心や笑顔につながっていくのだと思います。

就活生の皆さんの中には、土木の仕事に興味はあるけれど、自分にできるか不安に思っている人もいるかもしれません。

でも、大丈夫です。

最初から完璧である必要はありません。
大切なのは、学ぼうとする気持ちです。
そして、仲間と一緒に成長していこうとする姿勢です。

江口組には、現場で学び、先輩から教わり、少しずつできることを増やしていく環境があります。
そしていつか、自分が教わったことを、今度は後輩に伝える日が来ます。

そのとき、皆さんはきっと気づくと思います。

教わることで育ち、教えることでまた育つ。
人と人とのつながりの中で、仕事も心も成長していく。

それが、江口組の現場にある大切な文化です。

これからも江口組は、技術も心も丁寧につなぎながら、地域に必要とされる会社を目指していきます。

そして、未来の江口組を一緒につくってくれる仲間と出会えることを、楽しみにしています。